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導入事例

「勘を数値化。根拠に基づいた栽培管理で品質・作業効率UPを実現!」

安藤農園株式会社

農園写真

お客様写真
専務取締役:安藤博一様

安藤農園株式会社
所在地: 愛知県あま市
事業内容:メネギ生産。ガラス温室3棟での促成栽培。
http://www.ando-farm.co.jp

土耕栽培にこだわりを持ってメネギを生産している生産者様。
自衛隊のパイロットとして勤務後、「この農法を絶やしたくない」と農園後継者に。

導入背景

課題

「ハウスの温度は今何度なのだろう。」「天窓の開閉、何時どれくらい開けたらよいのだろう。」 以前の私は、曖昧のまま栽培管理をおこなっていたような気がします。 施設園芸でも天候に左右されるため、環境の変化に対応することが困難であり、収量・品質が不安定になることがありました。 それでも、ニーズに応えるため、播種を増加することで、収量を確保していましたが、それに伴い作業量も増大しました。 非常に苦しい中、「今の時代、人間が操作する必要性はあるのかな。コンピューターがやってくれればな。」と考えると同時に、 「このような状態では後継者は生まれない。魅力ある農業でなければ。」と思い、何か効率の良い方法はないものかと探していました。

求めたもの

自動制御により、温室の往復等を減らし時間的な余裕を作るといった「作業の効率化」を、 環境モニタリング・自動制御により、開閉ミスによる環境ムラを排除し「正確な環境を確保」を求めました。
よって、季節性に負けない生産(品質・収量のばらつきを排除)、ブランド力のアップを求めました。

選んだ理由

環境モニタリングについて、他社と導入比較検討したところ、クラウド管理の利便性を体感したため決めました。 手持ちのスマホで、どこからでもすぐにハウスの環境、制御が確認できるのは便利でしたね。 また、保守サービスが容易で、プログラムの書き換え時に担当者が現地に来なくともすぐに可能です。 パソコンのコンディションに依存しない点もクラウド管理の良い点です。

ハウス機器制御に関しては、栽培スタイルに応じて自由な構成が可能だったところです。 多種多様な接続が可能なため、既存の設備に十分対応できました。 制御ユニットの構成が自由にできるため、自分自身用に制御盤をカスタマイズできました。 また、拡張性が高いため、将来、制御機器の追加が可能であることも魅力の一つでした。

導入効果

導入機器

導入機器 実現内容
スマートノード4台 ハウス内温湿度、照度、CO2濃度、湿度飽差の計測
気象センサー(オプションセンサー) 屋外の温湿度、照度、風向・風速、雨量などの計測
制御ユニット7台 制御機器数39系統の制御
導入図

  製品導入図

効果

計測により、今まで曖昧であったハウス内の環境を把握できるようになりました。 生育の良否を評価し、それぞれの環境計測データを分析することで、生育における適正環境を追求することができるようになりました。 肌で感じた環境を数値化し蓄積してます。

制御に関しては、根拠に基づく管理をしているため、環境の管理が想いのままにできるようになり 的確な栽培環境の管理が可能になりました。

結果、品質は向上し計画的な収穫が可能となることで、作業効率が向上しました。

ノード導入
スマートノード2導入写真。ハウス内の温度・湿度・照度・CO2濃度計測中。
制御導入
制御ユニット導入写真。39系統の制御機器を制御。

今後の展望

栽培管理のPDCAサイクル(Plan:栽培管理プログラムの立案【人間】、Do:環境モニターや各種機器の操作により最適環境の確保【コンピューター】、 Check:観察・評価【人間】、Action:栽培管理プログラムの修正【人間】)を行うことにより最適栽培環境を追求すること、 栽培プログラムの季節毎のパターン化を目指します。
これらプログラムの毎年の蓄積が会社の資産となるので、その資産を元に更なる品質向上を図っていきます。
またシステムの拡張に関しては、新たな制御機器の増設、WEBカメラでの遠隔監視、生育記録を実現したいと考えています。

目指すは魅力ある、スマートな農業です。

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